2008年12月13日土曜日

建築物を創る意味みたいなもの

僕が会社に入っての初めての仕事。
今だに覚えていますが
堺市にある賃貸マンションの新築工事でした。

僕は小さな頃から掃除や見習い職人として
よく現場にアルバイトに行っていたのですが
その時に感じていたのは
ただ動いて仕事をこなしてみんなと会話して

本当に楽しい♪

と、いう考えだけでした。
毎日、汗をかきながら仕事をこなし、
対価として日当をもらえる。
今でこそ現場で体を動かすことは少なくなりましたが
たまに自宅のメンテナンスとかでペンキ塗り
などをしているとあの頃の思い出が
よみがえって来て、
改めて本当に楽しかったんだなと思います(^^)

その思い出も残りながら
今度は職人じゃなく監督(当然、見習いです)として
初めて、ひとつの現場全体を管理する立場となり
設計図から完成品までとして
建物が出来上がるのを見た時に感じたのは

やっぱりモノヅクリはすごい!!

と、いう思いでした。
頭の中にあるものが、
設計図となり、
沢山の技術と人によって形になってる。

すごい・・・。

自分たちが作り上げた
建築物が商品となって、作品となって、場所となって
誰かが住まい、活用し、
生活や商売をする。
その事で僕たちは対価をもらい生活をする。
こんなにやりがいと楽しさにあふれた
仕事に出会えて本当にありがたいと常々思います。
でも、ふと思う時があります。
別に僕たちに依頼しなくてもいいし、
もっというと建築物がなくても
場所があれば誰かが使う。
公園として、駐車場として、景観として、

何だってそうですけど、
わざわざ作らなくてもいいものなんていっぱいあるし、
作ったって何にもなってないものもあります。
意味がなければ、求められなければ
本当は作らないほうがいいのかもしれません。

だから意味のあるものを創りたい。
人に喜ばれるものを創りたい。
わざわざ創る価値のあるものを創りたい。

大地の芸術祭

というイベントが3年に1度
新潟県十日町市、津南町
で開催されていて、(まだ行った事ありませんが来年は行きます!!)
実際にそういった想いを取り戻させてくれて
さらには、このイベントの趣旨の環境と建築物との融合を
考えさせてくれるイベントだと思います。

次回が2009年7月26日(日)~9月13日(日)の予定です。
ジェームズ・タレルによる「光の館」や


ジャン=リュック・ヴィルムートによってデザインされた飲食店

その他の案内もありますので是非HPも見てみてください♪

こういう想いを大切に。
まだまだ経営を勉強する事に必死で
なかなか想いを自分の仕事に表現出来ていませんが
もっともっと

人に喜ばれるいいもの創り
創る価値のあるもの創り

を自分から生まれてきた感覚で
仕事で表現したいと
自分に言い聞かせています。

これからも、様々な方々と出会い、教えていただき
一歩一歩、近づけていきたいと思っていますので
みなさんどうぞよろしくお願い致します(^^)

なんか、自己陶酔みたいで
恥ずかしい内容になってしまったような・・・(^^;)

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