2012年3月25日日曜日

多層コンテナ仮設住宅

昨日今日と月一出張の仙台に行ってきたのですが、
今仙台でおもしろい仮設住宅が建設されていました。

設計はこのブログでも取り上げたことのある
坂茂さん

坂氏はこれまでも世界各地で災害支援活動をされてきましたが
今回の作品は2・3階建仮設住宅




ここまでくるともはや仮設住宅では無いようにも思うのですが
(正直今仙台で借りてるRパレスよりいいかも・・・。)
結露や防音もしっかりしていて入居者の方々からは非常に好評との事。


足りない収納はボランティアが作成して各戸にとりつけされたそうです。
 オープニングセレモニーの様子
















建設されたのは11月だったそうなのでこの仮設で過ごされた方は
かなり寒さをしのげたでしょうね♪

出来る限り自宅にもどれればいいでしょうが
衣食住のうちの住が人の心理状態に与える影響は非常に大きいので
少しでもいい環境を国が用意してくれるのは素晴らしい事だと思います。

コストの問題もあるでしょうがどんどんこういった機能性の
高い短期間工程の仮設住宅が出来ていけばいいですね♪

2012年3月12日月曜日

桂まん我ー長講「三十石夢の通い路」。初の落語体験記

先日、いつもお仕事をさせて頂いている設計士さんからご連絡を頂き、
「以前からお話ししていた落語講演があるんですがご一緒しませんか?」
とのお誘いを頂きまして、一も二もなく「是非!!」
ってな事で、人生初の落語を観覧に国立文楽劇場に行ってきました♪
今回お誘い頂いたのは人間国宝、桂米朝一門の[桂まん我]さんの公演♪
その演目の中でも昨年のNHK新人演芸大賞を
見事に受賞された演目

[三十石夢の通い路]
桂まん我

まん我さん自身も大好きだという[三十石夢の通い路]は
京都から大阪までの川下りでの旅の道中記。

日常の事がとてもいとおしく思えたり、
人との出会いに泣いたり笑ったり、
そして孤独を感じたり。
自分が今ここにいつことは夢かうつつか、
うつつか夢か。

歳を重ねる毎に捉え方が違ってくる、
本当に味わい深い演目です♪

T先生にチケットをプレゼント頂き(2回も本当にすいませんでした(●∋д∈●;)
早速会場の中へ。
やはり年齢層は高めですがチラホラと若い方も。

新人演芸大賞受賞といいましても
まん我さん自身も40歳になられていてキャリアは10年以上。
オフィシャルサイトのファンの方々のコメントを見ていても
かなり熱烈な支援者もいらして若い方も多そうでした♪
(これは期待感が更にUP!!) 
そんなこんなをしているうちにアナウンスがなりついに公演が開始♪

 公演中は当然写真撮影は禁止なのでとりあえず演目前の雰囲気だけ写真でUP!!
会場内は150席で満員との事でしたがさすが!!満席!!
そして太鼓囃子が聞こえてきていよいよ開演・・・・・・・・。
まずは前座の桂佐ん吉さんが登場し枕から演目までの
約20分の公演を披露し会場を盛り上げます♪

さてさて小休憩をはさみついに真打登場!まん我さん!!
出てきたとこから雰囲気が良い!!
落語家さん独特の言葉使いや声質は人それぞれ好みは違いますが
聞きやすいし入り込み易いし感情が豊かで本当に素晴らしかったです♪

2つの枕と演目で大笑い
(あんまり声を出して笑いすぎて玄人の方からうるさいと怒られました・・・。)
そして大満足の後に中入を挟み、
いよいよメインの[三十石夢の通い路]
話が進むほどに話に入り込み、
情景や人物像がまぶたにはっきりと浮かんでくる。

本当におもしろいな~っと思ったのは、
このまぶたに映る情景・人物像が人それぞれ違っていて、
話のつながりの捉え方も知識や経験によって全く違ってくるんだな~っと
感じたことでしたね。

まん我さんの言うとおり僕も10年後の40代で聞いたら
また違うように感じるんだな~。

っと思いながら聴いていると演目は気持ちよく終了。

一緒に行った友人はどんな風に感じているだろうと思っていると
聴くまでもなく満足した感じ♪ 

T先生に挨拶をして大満足で会場を退出。

この後の楽しみはもちろん初落語を聴いての感想会♪
(友人も初落語でした) 

友人がミナミにお奨めの居酒屋があるとの事でさっそく向かい
突き進んでいくと、これまた渋い路地中の居酒屋Σd(゚∀゚d)ォゥィェ!!!


うまい酒に



うまいツマミに




初落語の最高の話種♪

本当にいい経験でした!!

落語!

お勧めです!!

(特に桂まん我さん♪)

2012年3月11日日曜日

『宇宙エレベーター』

日本一高い東京スカイツリーを建設した世界に誇る建設会社の大林組が
2050年までに月までの約1/4の距離に相当する96,000kmを移動する
[宇宙エレベーター]
news20120220_04
の建築構想がある事を広報誌[季刊大林]最新号にて発表しました!!(゚ロ゚)


具体的な着工時期等には言及せずあくまで構想ですが、
概要としてはケーブル素材に鋼鉄の20倍の強度をもつカーボンナノチューブを使用し、
最初の1本目はロケットで宇宙へ発射!!
その後はこのケーブルを使って建設材料を運びだすとかなんとか(;・`ω・)


時速200kmで一気に30人を移動できるクライマーペースが完成すれば
核廃棄物や様々な問題が解決する可能性もΣd(゚∀゚d)ォゥィェ!!!
20120220-159541-1-L
大林組としては将来的には36,000km地点にターミナル駅も開設し、
観光にも利用できる施設開発を目指しているとの事ですが
気になる建設コストは1兆円!!
(しかし人間を往復2週間もかけて運ぶとなると緊急脱出装置を始め、
空調厨房・バス・トイレ・寝室・娯楽室・運動施設 
その他もろもろ非常に大掛かりが物になってしまうからやはり
物資専用になるのかな? 
物資専用なら明石海峡大橋の橋脚も1兆円でしたがそう考えると安い気が!?)

競技形式の軌道エレベーター実証実験では毎年確実に距離を上げている
宇宙エレベーター実験(来年は目標1200m!!) 
協議会では素材も技術もまだまだ手探り状態ですが、
世界の大林組がスカイツリーの技術も活かして豊富な資金力で
宇宙エレベータを2050年に実現してくれる事を本当に楽しみにしたいですね♪

(2050年まで何とか生きながらえなければ∑d(゚∀゚d)イカス!)
(↓宇宙エレベーター技術協議会の動画)