日本の戦後65周年・終戦記念日です。
この8月15日は日本では
「戦歿者を追悼し平和を祈念する日」
と、されていますがこれは世界共通のものではなく、
当時の連合国側(アメリカ・イギリス等)では、
ポツダム宣言の降伏文書(休戦協定)に調印した
9月2日を対日戦勝記念日、
お隣の韓国では同じ8月15日でも
光復節(日本の支配からの解放)
とされています。
つまり、同じ第2次世界大戦の終了という日でも、
それぞれの国の当時の立場や観点によって、
終戦の日や、その捉え方までが
大きく違っているという事です。
最近、近代史に興味があり、
多くの書物・資料・映像を見ることがあります。
この時代の日本の立場、日清・日露戦争、
そして第2次世界大戦に向かっていく過程、
戦後の日本の歩んできた道のりと
至上最速の復興の上に成り立つ現代社会。
深く考えさせられるものがあります。
そんな中、ふとTVを見てみると倉本 聰さんの終戦記念特別ドラマ
[歸國]
[歸國]
が、放送されていました。
豪華俳優陣が出演していたドラマで事前に告知もしていたので
最後まで見させてもらいました。
終戦記念ドラマということでしたが、
感想としては人間ドラマという気がしました。
その中で大きく問いかけていた言葉、
このドラマの根本なのでしょうか。
最近本当によく耳にしますし、
僕自身も何度か考えたことがあります。
それは
[今の日本は本当に豊かな国になったのか!]
[今の世の中に本当に幸せを感じれているのか!]
[大切なものを捨て去ってしまったのでは無いのか!]
つまり
[心の豊かさを失ってしまっているのではないのか!]
このドラマは頻繁にそう訴えかけていました。
僕はこの問いかけに対して思いました。
おいらはバッチリ豊かです!!Σd(゚∀゚d)ォゥィェ♪
すごく長くなるので続きで書くか悩みましたが
このまま綴りたいと思います。
僕は先日、インドシナ半島に位置する東南アジアの
立憲君主制国家カンボジアへ
総勢70名のJCメンバー達と共に
GTS2010 in Cambodia.
(GTS=グローバル・トレーニング・スクール)
という事業と、今だJCIに認証されていない
カンボジアJCの設立協力の為に行って来ました。
東にベトナム、西にタイ、北にラオスと国境を接し、
南は南シナ海に接するカンボジアは、
国民の90%以上がクメール語(カンボジア語)を話し、
世界遺産のアンコール・ワットを擁する仏教国です。
1991年10月のパリ和平協定まで20年以上続いた内戦では、
総勢200万人とも400万人とも言われる
多くの人々が命を落としました。
今もその傷跡は人々の脳裏に鮮明でした。
私達のツアーガイドは僕と同じ29歳。
彼は幼少の頃に兄弟を3人も内戦で無くし、
今でも幼い頃に聞いた銃声や悲鳴が
脳裏に色濃く残っているそうです。
私達が経験したことのない戦争を、
世界では同い年で経験した人達、
今もその中にいる人達が想像以上に多くいてる。
そのことを再認識させてもらいました。
僕達の今回の目的は先にも述べたように2項目
①GTS(世界を知って世界に通用する人材になる)
②カンボジアJC立上げ協力及び親睦事業
①では下記のように様々な現地での視察・交流を経験しました。
1.日本のODA事業の実態と現地の人の感想聴取
(日本企業の道路整備事業。大変喜ばれていました)
2.カンボジア内でも最貧困層といわれる農村への訪問
現在カンボジアでは3:7で富裕層と貧困層が別れており、
そのあまりに大きな格差は社会問題化していました。
実際に目にした人々の暮らしは、
最貧困層の人々が月に1,000円で家族4人が暮らし、
食べるものは米少々を湯で炊いた粥、
といった状態の中、
(国民の平均年収は約20万円)
富裕層は高級車に乗り、ブランド品に身を包み、
食べる物には何一つ困らないといった感じでした。
3.日本のNPO法人への視察&現地ワーカーさんとの交流
[NPO法人かものはしプロジェクト]では、
貧困ゆえに多くの子どもや女性が
児童買春・人身売買の危険にさらされている現状を
(中には、10代前半の子どもが、ドラッグ漬けにされながら、
強制的に体を売らされている現実もあります。)
根底から解決するために
多くの村々に家計を支える3つの事業を
現地で行っています。
1. コミュニティファクトリー事業
カンボジアの貧しい農村で、
女性たちに職業訓練と雇用を提供し、
一家の経済的自立を目指す
2. 孤児院支援
ストリートチルドレンや親のいない子どもたちを保護する
3. 警察訓練支援
買う側を取り締まる対策として、
政府による警察への訓練を資金的に援助する
更に詳しくは是非HPを参照ください。
http://www.kamonohashi-project.net/
4.道路復旧等支援作業(かものはし作業所内)
5.カンボジア小学校への視察&児童交流
児童たちには日本の文化や思いやりの精神
(でもカンボジアは仏教国だからなのか
みんな非常に礼儀がしっかりしていてびっくりしましたw(゜o゜)w )
教科書や歯ブラシ(カンボジアはあまり歯磨きの習慣が無いそうです)
を贈呈させていただきました。
みんなで手のひらに色とりどりのペンキをつけて
それを木の葉と見立てて作成した[OMOIYARIの樹]
②カンボジアJC立上げ協力及び親睦事業
カンボジアの青年実業家達との交流は、
約3年前から始まりました。
2008年から続く親交は徐々に実を結び、
当初は慈善活動をお金儲けの一環としか
捉えていなかった現地メンバーの多くが、
カンボジアの将来を託す児童を如何に
大切に育てるかを真剣に考えたり、
地域発展の為に様々なボランティア活動を行ったりと、
目覚しい変貌を遂げていきましたΣd(゚∀゚d)ォゥィェ!!!
集大成の3年目となる今年は、
カンボジアでの野外コンサートを大々的に開催!!
カンボジア小学校の子供達が一生懸命に覚えてくれた
日本の[涙そうそう]には本当に感動しましたし、
コンサートの終盤にはなんと約1万人もの人々が
コンサート会場に集まってくださいましたヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~
(↓最後のWe are the worldでは僕達も歌い、舞台上から撮影)
周到に準備した結果も実りコンサートは大成功!!
今年のJCI世界会議で正式に認定されれば
いよいよカンボジアJCの発足です(>ω<、)
日か、3年をかけて立ち上がったカンボジアJCが
大きな水面に落とした一滴の雫となり、波紋となり、
大きな輪となってカンボジアという祖国を豊かにする。
そんな日が確実に来ます。
僕はそんな活動に参加できた事を誇りに思っています。
そして僕は[かものはしプロジェクト]の皆さんや、
世界中で活動を行う日本人を誇りに思っています。
その活動を国内で支える人々に尊敬の念を抱いています。
コンビニで、街頭で、インターネットで、
立止まったり、時間を費やして募金をする人々に親近感を覚えます。
海外旅行を経験したことのある方なら
誰もが感じたことがあるはずです。
日本のパスポートのすばらしさを。
日本の福祉・サービス・社会形成のすばらしさを。
いつもお世話になっている先生が
僕が悩み、迷っている時に教えてくれました。
僕は確かに恵まれているから、平和ボケしているから、
幸せを感じるハードルが高くなっているから、
周りの人の方が幸せに見えたり、
自分が孤独だとか才能がないとか感じる事も多いんだと。
でも幸せはそこら中に転がっているし、
目の前にあるその幸せをいくらでも感じる事が出来ると。
[ハードルを下げる努力をしよう。] と。
人に感謝をしましょう。
物事に感謝をしましょう。
日々に感謝をしましょう。
そう教えてくれました。
そうしたら僕は徐々にハードルが下がってきました。
正直すぐに忘れるし、結構ストレスも溜まりますけど・・・゚∀゚)・∵. ガハッ!!
ドラマで貧幸という言葉を使っていました。
この言葉を聞いた時に真っ先にカンボジアの子供達が浮かびました。
確かに貧しい、でも貧しくてもその中で十分に幸せでいる。
でも、彼らは自分達を貧しいとは思っていません。
思っているとしても私達が勝手に思い描いているほどではありません。
彼らには彼らの幸せのハードルがあり、
それは必死に生きている彼等にとっては
なんら障害にもならない程度の高さのハードルのように感じました。
日本は不幸な国せなんかじゃありません。
紛れも無く豊かで幸せな世界の一流国です!最高峰です!!
ただ、幸せのハードルがすごく高くなっているだけです。
そして、それを飛び越える方法を教えてくれる人が少なくなっていて、
教えてもらえないから超えれない人達が多くなっているだけです。
低くする方法は簡単です。
人に感謝しましょう。
物事に感謝しましょう。
日々に感謝しましょう。
飛び越える方法は簡単です。
真剣に自分から向かっていくだけです。
幸せになりたいなら、豊かになりたいなら、
自分で飛び超えるしかありません。
幸せにして欲しいなら、豊かにして欲しいなら、
ハードルの向こう側にいる人に飛び込んでいくのが手っ取早いです。
なかなか不幸ゾーンにいる人に
他人は向かってきてくれませんから(^-^;)
最後になりますが、
[NPO法人オアシス]監修の
[世界がもしも100人の村だったら]が、
今まで見た同作の中でも内容がかなりよく纏まっていたので
よろしければアクセスください↓
http://www.youtube.com/watch?v=_bsCPXynZJ4
実は0:00から書き始めて現在4:52です(ㅎωㅎ*)ウトウト
ここまで書くのに5時間掛かってしまいました・・・。
でも、ここまで読んでいただきまして本当にありがとうございました。
書いた甲斐がありました。
うぅ・・・限界です・・・おやすみなさい (*_ _)zzZ
Gremz[世界平和]
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