2015年2月2日月曜日

太陽光発電システム


資源の少ない日本にとって、
再生可能エネルギーとして今最も注目され、
ここ数年では広く一般家庭にも普及してきた
太陽光発電システム


政府でも日本のエネルギー構成比として再生可能エネルギーを
2030年までに現状の5%から20%への飛躍を目指すとされており、
増々の普及が期待されます。

そんな状況下で弊社でもこれまで様々な太陽光発電システム
(以下からPVと省略)
を取り入れてきましたが、
今回様々な観点から標準推奨品として決定しました

三菱電機の【ダイヤモンドソーラー】

に関しまして最終決定の決め手にもなりました
中津川工場視察での内容も含めて
その性能についてご紹介したいと思います。


岐阜県と静岡県の県境に位置する中津川製作所は
(↓中津川製作所。空調や換気扇も制作しています)

もともとは第2次世界大戦の際に軍需製品を生産していた
三菱工場の戦争疎開の移転先として選ばれて
今に至ることになったそうなんですが、
疎開先らしく山々に囲まれた風景はとても清々しい景色でした♪



そんな中津川製作所の視察に僕が強くこだわったのは、
大きな展示場もさることながら、
ここで主要7メーカーのPVを実際に設置して
通年での発電力比較調査をしているという事だったからなんです。

その設置の様子がこちら↓

 C社とT社

K社とP社 

S社


 SF社

三菱のダイヤモンドソーラー


実際にここでは約2年にわたって計測をしており
その発電量比較のデータも後程列記しますが、
それ以外にも今回確認したかったのは各メーカーの
パネルの経年劣化や消耗に対する対策。

20年を目安として活用する
PVが10年程度で
劣化が激しくて発電量が激減!

なんてことになったら目もあてれません。

そんな中で重要な比較ポイントの

① 防汚&高耐久フレーム

② セル(=発電する部材と思ってください)の維持対策

③ 防水&防火対策

を実際に確認した内容を基にご説明せていただきます。



まず①防汚&高耐久フレームについて

発電するモジュールパネルを囲むフレームですが、
ここで最初の単純なポイントが

1.水切りの有無



写真でもとっていますが少しわかりにくいのでこちらを↓
防汚フレームイメージ.gif

水切りの有無で何がかわるかといいますと単純なことで、

水が抜けなければ汚れが溜る



汚れがたまるとパネルが汚れる



パネルが汚れると発電量が落ちる


と、いう事ですね。
今回は三菱を含む3メーカーで水切りの設置がされていました。



次にフレーム見分けで大事なのが

2.枠を圧着止めでなくネジ止めしているかと、
  フレームの保護対策


この部分では大きく差異があり、
一番ひどいメーカーでは2年でフレーム変形・変色までしていました。
これではいつパネルがわれるか不安でしかた無いですね。。。

三菱はというと最高レベルの対策でしたが、
具体的には
耐候性・耐湿性・密閉性に優れた複数積層構造パックフィルムにくわえ、
フレームやねじ類・取付部材に耐蝕性メッキを採用しました。
塩害地域でも標準品でつかえるそうです。

更に積雪対策としてパネル背面の中央にプロテクションバー
を設置して1.5mの積雪にも耐えれるように施されていました。↓


次に②高効率発電維持対策について

4本バスパー電極セル(↓の写真参照ください)も大事ですが、



4本バスパーイメージ.gif
僕が着眼したのは写真で指差しているセルを囲んでいる
間仕切りのような白い部分!
三菱

T社

P社

ナニに着目したかというとこの部分のズバリ!太さ!!
様々な企業ではこの部分が太ければ太いほど
電気抵抗が大きくなって発電量はおちるので
少しでも細くしたいと考えるんです。

しかし、パネルというのはこの部分が太ければ太いほど
寒暖の時に発生するフレームやセル(黒い部分)の
変形に対して耐久性が生まれるんですね。
今回比較してみますと写真ではわかりにくいですが
断然三菱は太かったです。
高耐久の秘密がここにもあるとは正直驚きでした。


最後に③の防水&防火対策
ですが、施工する側としてはここが一番大事といってもいいでしょう。

1.防水対策ですが
これは各社それぞれ
特徴があると思いますのでここでは三菱の施工方法を紹介。


4重防水処理を施した<垂木固定施工方式>
1.屋根の野地板ではなく、垂木に固定する方式なので、
  少ないネジ本数で設置強度を確保。
2.垂木に固定することで、冬場の温度差によるネジの結露を防止。
  種に優しい施工方式です。
3.防水シート・コーキング材・取付金具のブチルシート・
  木ネジパッキン部分による4重防水処理により、雨水の浸入を防ぐ。
垂木固定方式.jpg


2.次に防火対策ですがまずは次の2枚の写真を↓



これはなにかといいますとPVが発電した電気を集約するBOXなんですが、
なんとここが簡単なカバーを外すと端子と配線が

むき出しなんです(TwTlll)ガーン

なかなか一般の方はわからないかもしれませんが、
これどうなるかというと、

雨が降る


パネルの裏に水がまわる


端子BOXに水が入る


電力を集めて熱をもったBOX内で電気がショートし始める

発火!!


ここは本当に怖い部分なのでかならず各メーカーの
パネル裏にある端子BOXはどんなつくりになっているか確認ください。

↓こういう防水&防火対策がない端子BOXはだめです。


↓なぜか写真がさかさまになっていますが
こういう難燃性シートや樹脂カバーで防水&防火されている
ものをお選びいただければと思います。




 さあ、最後に主要7メーカーの年間積算発電量ですが!

1位:493.49 kwh - 三菱ダイヤモンドソーラー  
2位:489.51        ※その他の社名は伏せてます。     
3位:483.53     
4位:471.87
5位:471.52
6位:465.55
7位:463.91

と、いう事で総合評価的に弊社推奨太陽光発電システムは



たいせつなのは【生涯発電力】で選ぶこと。


がキャッチコピーの



三菱電機社製
【ダイヤモンドソーラー】


とさせていただきます!
\(≧▽≦)/\(≧▽≦)/


長くなってまいりましたのでその他の決め手は簡単に箇条書きで紹介します
(ここまでで2時間かかって。。。疲れてしまいました。。。)

① 単結晶モジュールパネルである

不純物のない純シリコン製品なので発電力が高い)


② プラストレランス採用

210wp以上の出力量のモジュールパネルのみ出荷しているので発電量
 を信頼できる。
 これを採用していないと発電量の低いモジュールが混ざることも。。。

 そうなるとそのお家に載せたモジュールパネルはPVの性質上
 全て低い発電量のモジュールパネルと同等の発電量になります。。。
 これは怖い。。。


③ パワーコンディショナーの発電交換率が97.5%!!

業界No.1


④ モジュールとパワーコンディショナーの安心の長期保証

モジュールにおいては公称最大出力の80%を下回った場合、
引き渡し日から20年間無料修理。※これは業界最高条件

 モジュール20年保証

パワーコンディショナーにおいてはカタログ記載値の90%を下回った場合、
10年間[機器5年延長保証(有料)]無料修理。

機器10年保証
 



⑤ 世界初のSMART V2Hシステム連動

これについてはいつかブログでも書きたいと思います。

http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/smartv2h/v2h/



以上!
弊社推奨太陽用発電システム

三菱電機社製
ダイヤモンドソーラーのご紹介でした!!

(↓ショールーム名称)



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